Umberto Martinengoの徒然なる日々

IMFの文書・メディアリリースを見て一人であれこれ考えます。

IMF Blog:A Post-coronavirus Recovery in Asia

BlogでA Post-Coronavirus Recovery in Asia—Extending a “Whatever it Takes” Lifeline to Small Businessesという記事が出た。

日本のアナロジーでいうと、日本政策金融公庫の中小企業部分と国民生活部分をカバーする機関を特定目的会社ベースでアジア各国において設立して、国内のパンデミックによる経済的苦境の中で取り残されがちな中小企業をカバーせよ、という主張である。


IMF Blogからの引用したチャートは以下のとおり

確かにこのようなときに資金を流す機関は必要だという見解では多くが同意する。
問題は1)間に合うか、2)運営能力面ではどうか(きめ細かいサポートが必要なので、開発独裁のように明確な目標に向かって進むのとは訳が違う)、3)腐敗、4)資金面での裏付け(ここならIMFは役割がある、と考えているのだろう)である。IMFのスタッフも先刻承知の上で、敢えて言っていると思う。最後は開発経済の問題と交差する。

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